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心と体に和の食事 『Japanese Food』 (eco38:2003.11.06)

「日本は騒音の国だ。」
ある外国人がそういったのを聞いたことがあります。
みなさんは、そう感じたことがありますか?

騒音とはなにか?という問いは非常に難しい問題です。
一般的には、「不快な音」「不必要な音」のことを騒音と呼んでいます。
快いか不快か、必要か不必要かを決めるのは個々の人間であるため、
音の強さを測る「デシベル」という単位は存在していますが、
「何デシベル以上が騒音である」といった基準で騒音を規定する
ことはできません。

例えば「自分がつけているテレビの音はうるさくないが、隣の家の大きな
テレビの音はうるさく感じる」のように心理的な要因に大きく左右されるため、
騒音は感覚的公害とも呼ばれています。

騒音は以下のように分類されます。

1: 工場騒音
   工場・事業場における事業活動における騒音。→断続的に続くプレス機械音。
2: 建設作業騒音
   建設作業に伴う騒音。→クレーンの音やくい打ち機の音。
3: 交通騒音
   交通機関の運行に伴い発生する騒音→自動車や電車など。
4: 深夜騒音
   深夜に営業する飲食店などから発生する騒音→カラオケの漏れ声や人の声
5: その他の騒音
   上記1〜4以外の騒音。
  →空調機器や街頭の宣伝放送、テレビやステレオなどの近隣騒音。

騒音のレベルの目安としては、
 20デシベル・・・木の葉の触れ合う音、蛍光灯
 30デシベル・・・郊外の深夜、ささやき声
 40デシベル・・・深夜の街、小鳥のさえずり、静かな住宅地
 50デシベル・・・静かな事務所、エアコン室外機
 60デシベル・・・普通の会話、チャイム
 70デシベル・・・掃除機、騒々しい街頭
 80デシベル・・・地下鉄の車内、ピアノの音
 90デシベル・・・大声、犬の鳴き声
100デシベル・・・電車が通るガード下
110デシベル・・・ヘリコプターのそば
120デシベル・・・飛行機のエンジンのそば

尚、騒音のもたらす影響は

・睡眠妨害(眠れない、目が覚める…)
・心理影響(うるさい、気になる、やかましい…)
・活動妨害(会話妨害、テレビやラジオの聴取妨害、読書・勉強・作業の邪魔…)
・聴力障害(難聴)や身体被害(頭痛・めまい、ノイローゼ…)
・物的被害(瓦のずれ、壁のひび割れ、精密機械などへの影響…)
・社会影響(地価下落や土地利用の制限、相隣問題…)

が挙げられ、『音』だけでもかなりの影響力があることがわかります。
90デシベルにあたる『大声』は、地下鉄の社内や騒々しい街頭以上の
音の強さにあたります。日常の中で出す大声が、どれだけ周りの人に
ストレスを与えているかよく分かりますね。

冒頭の話に戻りますが、
『日本は騒音の国』という考え方はどうでしょう。

確かに日本国内、特に東京では音が溢れています。
エスカレーター付近では「手すりにおつかまりください」
「通路が大変狭くなっております。」という拡声器の声。
「○○駅に到着です。××線と△△線はお乗換えです。
尚、本日傘の忘れ物が大変多くなっております。お忘れ物のないように
お気をつけ下さい。」という電車のアナウンス。
量販店の呼び込みの声。

こういった、文化に由来する騒音を『文化的騒音』といいます。
海外から日本のそういった『騒音』について、指摘されることが多々ありますが、
もともと日本人は音を出すということに無頓着なので、あまり気にしません。
また、そういったアナウンス自体が過保護であるという考え方もあります。
確かにエスカレーターで転ぶのも、乗換えが出来ないのも、
忘れ物をするのも、量販店に入るのも入らないのも全て自己責任です。
そう考えてみると、日本はかなり甘やかされた国であると感じます。

自分が良かれとしてやっていても、相手にとってみればいい迷惑というのは
多々あります。必要としているときに必要なものを差し出せる、それが本当
に相手を思うということだと思います。

みなさんは、日常生活の中で音の押し売りをしていませんか?
そして騒がしい音に満たされすぎていませんか?
たまには静かな自然の中で静かな音を、体と心の中へ『充音』してみてはいかがでしょう。
騒音は騒ON 。たまには騒がしいをOFFにしてみましょう。  

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